CBSオンラインニュースは日曜日、ノルウェージャン・クルーズラインの客船「ノルウェージャン・サン」がアラスカで氷山に衝突し、修理のためシアトルに到着したと報じた。同船はアラスカのハバード氷河付近で氷山の一部に衝突した後、土曜日にシアトル港に到着した。
同船は2000人の乗客を収容可能。点検のためアラスカ州ジュノーに送られた。最終的に当局は、低速でシアトルまで航行することを許可した。衝突時に船に乗っていたある家族はCBSに対し、衝突の衝撃音はドアが激しく閉まるような音だったと語った。
ベンジャミン・タルボットという乗客はCBSに対し、事故直前に自分と弟が海中に氷山を見たと語った。その後、彼は携帯電話で録画するように頼み、衝突の様子をカメラに収めた。「すると突然、ドカーンという音がして、船全体が揺れ始めた。『何が起こっているんだ?』と叫び、録画を始めざるを得なくなった。船の前方を見ると、氷山がひっくり返って落ちてくるのが見えた。『なんてことだ、氷山にぶつかった!』と叫んだ」と彼は当時を説明した。ソーシャルメディアで共有されている動画には、男性が「タイタニック2.0だ!」と叫ぶ声が聞こえる。
1912年4月14日、タイタニック号は氷山に衝突した。当時の報道によると、この衝突で船は沈没し、1,500人以上が死亡した。氷山は長さ約120メートル、海面からの高さは約30メートルだった。しかし、ノルウェージャン・サン号が衝突した氷山は大きな被害をもたらさなかった。しかし、船の修理中は数便のクルーズが欠航となった。