酪農家、8ヶ月ぶりに行方不明の牛を発見 – 近づくと顔色が変わる

アメリカのある酪農家ビルさんが、8か月前に行方不明になった愛牛「デイジー」と思われる牛を、牧草地の丘で発見した。

デイジーは昨年の夏、農場から突然姿を消し、地元でも捜索が行われていた。ビルさんは、ポスターの掲示や聞き込みなどで長期間にわたり行方を追ったが、発見には至らなかった。

その後、季節は変わり冬を越え、春先に入ったある朝、彼は遠くに黒い牛の姿を見つけた。歩き方や体の特徴からデイジーに似ていたことから、ビルさんは確認のため慎重に接近。しかし、牛の様子は以前と異なっていた。

近づこうとしたところ、牛は警戒心を見せ、攻撃的な姿勢を取ったという。ビルさんは牛の健康状態や外傷の有無を確認したが、特に異常は見られなかった。一方で、牛は彼に対してまったく懐く様子を見せず、長期間の野生生活による行動の変化が疑われている。

この牛が本当にデイジーであるかどうかは今後の確認が必要だが、ビルさんにとっては、長い捜索の末に現れた牛との再会に大きな意味があったという。